日本酒の輸出総額が10年連続で最高記録を更新!(2020/2/5)

 全国約 1,730 の蔵元が所属する日本酒の業界団体・日本酒造組合中央会(東京都港区)は5日、国内で最も早く、2019年度(1~12 月)の清酒輸出総額を発表した。これによると、2019 年度の総額は 234 億円を突破。中でも中国の伸び率は 10 年前の約 2,100%と驚異的で、韓国は落ち込んだものの、イギリス、ドイツのヨーロッパ勢と新興国のブラジルが新たな伸びを示している。

【輸出実績推移トピックス】
全体
◇過去最高の輸出金額を記録。総額約 234 億円(昨対比 105.3%)
◇数量では、前年比 96・8%となり、量よりも質を求める方が海外のトレンドであることがわかる。一升瓶(1.8 ℓ)に換算すると約 1400 万本。一升瓶(高さ約 40cm)を並べた距離に換算すると約 5,600km(東京デンパサール間に相当)に達する計算となる。
国別
◇金額・数量ともに第1位はアメリカ。一番堅調に伸びたのは中国(金額ベースで139.4%)。社会背景の余波もあり、韓国が前年比 61.5%と落ち込むものの、新興国のブラジルが前年比 127.9%と大きく伸長している。
◇ヨーロッパ諸国の中では金額ベースでドイツが 119.6%、イギリスが 115.2%の伸びをみせ、醸造所のあるイギリス と日本酒造組合中央会が展示会に出展を重ねてきたドイツでの日本酒認知が高まってきていることを感じさせる数字となった。

≪日本酒造組合中央会・宇都宮仁理事≫
日本酒は、日本文化・和食文化の重要な要素であり、日本酒輸出の増加は海外での日本食レストランの増加に支えられているところがありました。しかし、最近では日本酒と各国の料理との相性の良さに関心を寄せるソムリエ等が多くなってきていると感じています。今後は、さらに各国のソムリエ等に対して日本酒の可能性を提案していきたいと考えています。また、東京オリンピック・パラリンピック期間中には、インバウンド向けに日本酒の多様な楽しみ方や酒蔵ツーリズム®等のPRを積極的に行う予定です。
≪日本の酒情報館・今田周三館長≫
情報館を訪れる外国人が思い出に残る日本酒体験をして頂くことが、飲食店での消費や酒蔵への誘客、そして将来の日本酒輸出に繋がると考え、様々な形で日本酒の魅力を発信しています。年々増え続ける外国人来館者に、確実な手ごたえを感じています。

【年間輸出総額】
2009  7,184
2010  8,500
2011  8,776
2012  8,946
2013 10,524
2014 11,507
2015 14,011
2016 15,581
2017 18,679
2018 22,232
2019 23,412
出典:財務省貿易統計 単位:百万円

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